はやいものでもう年末。
寒さも少しずつ厳しくなってきたなかで
もうすぐクリスマスの時期になってきました。
ということで今回は
クリスマスの時期ならではの
絵本の紹介です✨
日本ではなぜかサンタクロースが
巨大な権力を握っています。
もともとは『セント・ニコラスさん』
いち教会の神父さんですが、
日本ではなぜか
主人公のバースデイボーイである
キリストよりも
強い実権を握っています!
【キリストの生まれた日<サンタクロース】に
あっという間に勢力図式を塗り替える。
そんな不思議なクリスマスの力。
絵本と一緒に体感しましょう✨

🧩【絵本を読むと子どもにどんな効果があるのか】
絵本の効果や絵本の魅力については、
【こちら】で詳しく解説しています。
お時間のあるときに読んでみてください✨
↑の記事のなかでも
今回と特に結びつきが強いのは
【新しい知識の獲得】と
【想像性】の2点です✨
🌱身の周りの生き物の生態や
自然・季節・科学の基礎などを
知ることができる。🌱自分が体験していないこと、
体験できないことを疑似体験・追体験できる。
🌱想像・空想の世界に自由に浸って楽しむ
読んでいる瞬間が
クリスマスの時期でなくても、
冬の絵本を読むことで
「(日本の)冬ってこういうものなのか✨」と
基礎知識を学ぶことができ、
自分の住んでいる環境とは異なっていても
主人公と物語を体感するなかで、
主人公の想いに共感することができます。
ネタバレしなければ絵本は売れない時代
ということで、
今回もネタバレ満載で、
絵本の魅力を伝えていきます✨
それではいってみましょう✨

🧩Ⅰ『クリスマスの ふしぎな はこ』

最初に紹介するのは
『クリスマスの ふしぎな はこ』です✨
3歳以上向けです。
🌱あらすじ
クリスマス・イブの日の
ある家の物語です。
男の子が家の床下で見つけた不思議な箱。
そっと開いてみるとそれは
サンタさんが何をしているかが
見える箱でした。
サンタさんがくるのが待ちきれない男の子は
ことあるごとに
その不思議な箱をひらき、
サンタさんがちゃんと準備をしているのを見て
毎回安心していきます。
そしてだんだんと自分の街に
サンタさんが近づいてくるのを確認しながら
安心して眠っていきます。


🌱みどころ
「クリスマスのときに
サンタさんって何をしているの?」
そういった繊細な子どもの不安や悩みに
そっと寄り添うような1冊になっています。
サンタさんはいま
目の前にはいないけれども
いったい何をしている最中なのか
目には見えない子どもの希望に
こたえられる作品です✨
クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本シリーズ) amzn.to 990円 (2021年11月30日 06:21時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

🧩Ⅱ『ノンタン!サンタクロースだよ』

絵本のキャラクターとして
有名な『ノンタン』シリーズから✨
1歳以上向けです。
🌱あらすじ
クリスマスプレゼントに
『あかいじどうしゃ』が欲しいと
願うノンタン。
なんとその足で
サンタさんに直接交渉に出かけます。


そこで出会ったのはウサギのサンタ。
「わしはウサギサンタだから
ねこのプレゼントはもってないよ」
出会うサンタ出会うサンタ
ことごとく違う動物のサンタです。

ねこのサンタを探すのに
疲れ果てたノンタン…。
ねこのサンタはあらわれるのでしょうか…?
🌱みどころ
様々な種族のサンタクロースが
見開き4ページにわたって
飛び交うシーンは
子ども心にワクワクします。
ほんとにねこのサンタはいないのかな?
と探しているうちに、
子どもはたくさんの種族のサンタを
発見していきます✨
そして、
『人間だけでなくて、
ねこにはねこのサンタが来るんだ』
と豊かな想像力を膨らませていきます。
見えないものを感じる心が育つ1冊です✨
ノンタン! サンタクロースだよ (ノンタン あそぼうよ7) amzn.to 770円 (2021年11月29日 05:40時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

🧩Ⅲ『まどから おくりもの』

3冊目は五味太郎さんの
『まどから おくりもの』です✨
たっぷり仕掛けがある絵本で
視覚的にもすばらしい作品です✨
2歳以上向け。
🌱あらすじ
サンタクロースが
みんなにプレゼントを配るために
ヘリコプターに乗ってやってきます。
煙突がない現代。
窓からサンタはプレゼントを渡していきます。
でも、このサンタは
ちょっとそそっかしいところがあり…

ねこさんのおうちを発見!
とかわいいリボンを渡そうとしますが、
ページをめくるとそこは

ぶたさんのおうちでした…!
というように、
ちぐはぐなプレゼントが
次々に届いていきます。
人間の子どもには
果たしてなにが届くのでしょうか…?
🌱みどころ
この本は窓が切り抜かれている
仕掛け絵本になっています。
サンタが窓をのぞき込んでいる様子が
臨場感たっぷりに伝わってきます。
この本は2回楽しめることができるのが
魅力的です✨
初回ではサンタと一緒に
『この家には誰が住んでいるんだろう…?』
と考えながら次のページをめくります。
2回目以降は
サンタにツッコミをいれる側になって
『違う違うそこはぶたさんのおうちー!』
と、
訂正する側に回ることができます。
『せっかち』
『サンタクロース』
「仕掛け絵」という組み合わせが
ものすごくマッチしている作品です✨
まどから おくりもの (五味太郎・しかけ絵本(3)) amzn.to 1,080円 (2021年11月29日 05:40時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する
【大迫力の大型絵本】も人気です。
クリスマスシーズンにこの1冊があれば
ワクワクした雰囲気で
冬を過ごすことができます✨
まどから・おくりもの―五味太郎・しかけ絵本 (ビッグブック) amzn.to 10,350円 (2021年11月29日 05:40時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

🧩終わりに
大人は
『何者かになりたい』という願望が
強いように感じます。
そしてこの時期はなぜか
子どもに夢を与えたいと
思う時期になっています。
大人が与えた夢・ファンタジーを
大人が壊さないように作り上げていく。
そのなかで
子どもはそのファンタジーの世界に浸っていく。
キリストの誕生日のクリスマス。
キリスト教の土台はなく
サンタクロースだけ
ひとり歩きして定着した日本の文化。
みなさんは
子どもたちとどう過ごされるでしょうか?
子どもと一緒に
人生を楽しく生きていきましょう✨
最後までお読みいただき
ありがとうございました🍀✨