できるだけはやく知っておきたい『子どもがおもちゃと遊ぶときの視点』

知育おもちゃ解説

あなたは
どんな思いで子どもにおもちゃを買い
どんな遊び方をさせていますか。

もしかしたら
あなたの遊ばせ方は
間違えているかもしれません。

ドキッとされる方もいるかもしれませんが、
遊びのプロである
おもちゃコンサルタント
解説していきます。

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🧩【おもちゃの遊び方とは】

おもちゃを遊ぶのに当然ですが
[説明書]というものがあります。

それは、
企業がそのおもちゃを
どんな思いで開発し、
どんなふうに使ってほしいと
用途を書いているものです。

大人はおもちゃを購入する際に
パッケージや説明書きをみながら

「うちの子にはこんな遊び方をしてほしいな」
「このおもちゃはどんな遊び方をする商品なんだろう」
「このおもちゃを使えばうちの子は天才になれるかもしれない」

そんなことを想像しながら
思いや願いを込めて
購入しているかと思います。


🌱[思いと現実の違いのなかで]

そして、
いざ子どもに与えてみたときに、
もちろん大人の思うようには
子どもは遊ばないことは多々あります。

そんなときに
大人は先に描いた思いや願いが
ついつい先行してしまい

「これはそう遊ぶものではないよ」
「ちょっと貸してごらん、こうやるんだよ」
「まだちゃんと遊べていないな」

と、
口出ししたり
評価をしたりしがちになってしまいます。

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🧩【大切なのは『子どもがどれだけ夢中になっているか』】

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子どもがおもちゃで遊んでいるときに
本当に大切なのは

子どもが
『どのようにそのおもちゃと向き合っているのか』
ということです。

私たち大人が思っている
おもちゃの遊び方は
あくまでひとつの遊びにすぎません。

ひとつの型があって、
それ通りに遊ばなければならない
ということはなく、

🔵子どもがじっくりと
 おもちゃを手に取っている時間
🔵試行錯誤しながら向き合っている時間

正しく遊べているかどうかが
大切なのではなく

そうした自発的に
かかわっている瞬間瞬間が
大切なのです。

ひとつ例をあげてみます。

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🧩【こんな人が現れたらどうしますか?】

🌱[あなたがカメラを欲しかったとして]

例えば、あなたが

デジタル一眼カメラがどうしても欲しい!!

という人だったとします。

そして覚悟を決めて
ボーナスをはたいてついに憧れの
デジタル一眼カメラを購入したとします。

⇧購入しちゃいました(とします)

心待ちにして、
ようやくおとずれた休日。


あなたはついに
緑のたくさんある公園でゆっくりと
カメラの電源を入れて
ドキドキしながら
たくさんあるボタンをあちこちいじりながら
自分でピントを合わせて写真を撮り始めます。

🌱[カメラ詳しいおじさん登場]

そんなときにひょっこりと
あなたの横に
訳知り顔のおじさんが現れます。

そしておじさんが
あなたのすぐ横で
細かくアドバイスをしはじめました。

「あー違うなその撮り方は」
「まずはこの被写体から始めるといいよ」
「この角度から撮るといいよ」
「あー、キミまだまだ使えていないね」

なんて言い出します。

あなたの答えはもちろん

「いいからほっといてくれ!」


なりますよね。

これが前述した
大人と子どもの関係だったりします。

訳知り顔おじさんの口出しに
まんま当てはまった方も
多いのではないでしょうか。

ポイントはこのおじさんも

いじわるをしようとしているのではなく
あなたのためによかれと思って
言葉をかけていることです。

ですが
完全におじゃまになっていますよね。

子どもが求めているのは
じっくりとおもちゃに没頭できる時間なのです。

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🧩【3大おもちゃについて】

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特に低年齢期にふさわしい
[3大おもちゃ]があることを
ご存じでしょうか。

ひとつは
【砂】

ひとつは
【ボール】

ひとつは
【積み木】です。

これまでの流れから
なぜこのおもちゃが
いいといわれているのかが
わかる方もいると思いますが

これらのおもちゃには
遊びの型がありません。

「こう遊ぶのが正解だよ」

というものがなく、
子どもが自由に遊ぶことができ
そして大人も制限をかけることなく
遊ぶことができます。

🌱[積み木を買うなら]

積み木の優秀なおもちゃと言えば
下記2点です

いずれも無地で均一の形をしています。

どう遊ぶのかが
子ども自身にゆだねられていて
なおかつ選択肢が多い。

優秀なおもちゃです。

🌱[自由な発想で遊べるということは]

逆に言うと
遊び方の発想が
遊び手に任されている分、

イメージが苦手なひとは
「これはどう遊ぶんだろう?」
困惑してしまうかもしれません。

自由で正解がない遊びは
遊び方を知らないと不安な大人には
難しかったりするものです。

自分の発想に任せた自由な遊びを
大人も子どもと一緒に楽しんでみましょう。

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🧩【おわりに】

おもちゃで遊ぶ際のポイント
参考になったでしょうか。

正しい遊び方を教えることに
こだわりすぎず
すぐに遊び始めるということに
こだわりすぎず

[遊びの主体は子ども]
ということを念頭におきながら
ゆったりと子どもとかかわってください。

🌱【危険は止める】

自由とは
「なんでもやっていい」という
ことではありません。

ひとつ間違えると
誤飲失明につながることもありますので
安全を確保することは
大人の役割です。

🌱[おもちゃを学ぶということ]

おもちゃと向き合って
体当たりで学んでいく姿勢は
[その後の学習]でも
おおいに役立ちます。

いい点を取るため勉強をする
効率よく勉強していくことが、
学習の大切さではなく、

教科自体の面白みや不思議、
先人たちの思いや過程に思いをはせたり
自分で試行錯誤する工程が
学習するうえで本当に大切なことです。

訳知り顔のおせっかいおじさん
どこにでも存在します。

彼らに惑わされることなく
[正しい遊び方]に縛られることなく

自分が面白いと感じられたことを
自分が飽きるまで没頭できる環境を
提供できることが、
大人の役割になっていきますね。

遊び方にこだわりすぎず
遊ぶ工程自体をじっくりと
楽しめる環境を整えていきましょう。

最後までお読みいただき
ありがとうございました
🍀

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