【子育て方法】子どもには正解を教えずに正解を導けるまで考えさせる【タルムードより】

知育するあなたに
今回はユダヤ人の英知の結集された書物
『タルムード』からのお話の紹介です。

ユダヤ人は人口は
決して多くないものの
多くの著名人を世界に排出しています。

🔵Googleのラリー・ペイジ氏
🔵Facebookのマークザッカーバーグ氏
🔵スティーブン・スピルバーグ氏
🔵アルバート・アインシュタイン氏
🔵FRB議長のイエレン氏
🔵ブルームバーグ氏

数々の著名人がユダヤ人です。

今回は、
日本人からユダヤ人になった方の著書
『ユダヤ人成功哲学「タルムード」金言集』
から抜粋して
ユダヤ人の教育観について
紹介していきます。

🧩何よりも大切にするもの

ユダヤ人は
金融の部門で特に強く
お金儲けがうまい人種と言われています。

しかし、
それよりも大切にしているものがあります。

迫害が続いてきた歴史のなかで、
定住を許されなかった背景があり

そのなかで、
来るべきときに
民族を繁栄させる機会を待ちながら
”絶対に他者から奪われないもの”
すなわち『知識』
何より大切にしていきました。

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🧩子どもの頃から理由を問い続ける

日本の子育ては
「ダメ」「いいよ」という2択で
親が子どもに許可を与えることが多い
本著では語られています。

一方でユダヤ人の母親は
どう子どもに接しているかというと
「なぜ?」を大切にしているそうです。

「なぜあなたはそう思ったの?」

と常に問いかけ、
正解を自分で導かせる教育をしているそうです。

常識に対しても常に疑問を持つこと。

物事をあらゆる角度から見渡す目を
小さいころから養われます。

ユダヤの言葉に
『想定外だから仕方なく諦める』
という言葉はありません。

タルムードのなかには
エベレストをも飲み込む大洪水が起こったり
空から火の玉が降ってきたり

大災害は常に突然
無常にも起こります。

過去の出来事を伝えながら
『あなたならどうするのか』を問い
現在あたりまえにあるの常識を疑い、
来るべき日に備えつつ
リスクを最小限にして
リターンを得ることを考える。

そんな生き方が
タルムードには書かれています。

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🧩諦めないで徹底的にあがくこと

ユダヤ人は幸せになるまで
諦めないという姿勢が本著から伝わります。

その一例に
神にすらひるまずに
交渉する話がでてきます。

欲望と快楽におぼれた街”ソドム”
神が滅亡させようとするのを
必死に交渉するエピソードです。

🌱『神との交渉』

ただ滅びる日を待つのではなく
アブラハムは神に交渉します。


アブラハム
「この街に善人が50人いたとしても
 あなた焼き払うつもりですか?」


「いや善人が50人いるのなら
 町全体を焼き払うことはしない」

アブラハム
「では、45人ではどうでしょうか
 先ほどと条件は
 あまり変わらないと思いますが」


「ふむ、45人の善人のために街は救おう」

アブラハムはたとえ神であっても
諦めずに交渉を進め、
値切りのような形で
最後はこの街に10人善人がいれば
焼き払わないでもよいというところまで
交渉にこぎつけます。

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (集英社ビジネス書)

そして、その結果はなんと
ソドムには10人も善人はおらず
街は滅ぼされてしまうのですが…。

「結局どうやっても滅びたね」ではなく
最後までその姿勢を崩さないという
大切さが書かれています。

神にもひるまずに交渉する民族なのだから
今いる環境や職場の上司に取引先との交渉に
ひるんでいる場合ではないですよね。

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🧩母鳥と3羽のヒナ

『母鳥と3羽のヒナ』
という話も紹介します。

ユダヤのお母さんは
このような逸話を引用して
子どもに英知を与えていくのだそうです。

🌱『母鳥と3羽のヒナ』

巣が嵐に巻き込まれ
このままでは3羽のヒナが
全滅してしまうというとき、
母鳥はそのうちの
1羽のヒナをくわえて飛び立ちます。

母鳥
「母さんは命がけでお前を助けるけれど
 お前は何をしてくれるのかい?」

母鳥が問うと、

「母さん、とにかく助けてよ。
 今はそんなこと言っている場合ではないよ」

そう返事をしたヒナを
パッと口から離します。

2羽めのヒナをくわえて同じことを問うと

「私はあなたへの恩返しに
 毎日食べ物を運びます」

といったヒナもパッと口から離し
見殺します。

3羽めのヒナをくわえて同じことを問うと

「私はお母さんがしてくれたことを
 必ず私の子にもするつもりです」

そう答えたヒナを
無事に安全な場所まで
運びとおしたということです。

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (集英社ビジネス書)

このエピソードも
伝える際には
ただオチまでを話したり
すぐに答えを教えるのではなく

「なぜ、あなたはそう思ったのか?」
「あなただったらなんと答えるのか?」

問いかけながら
子どもを導いていくのだそうです。

正解まで導けたときはよく褒め
甘い蜜を舌の先に垂らすのだとか。

諦めずに最後まで考え、
湧いてきた自分のアイデアを
認めれ対価をもらえることは
大人からみても
なによりうれしいことではないでしょうか。

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🧩教育とは「教育することを教育すること」だ

ユダヤ人たちは
どんな状況になっても決して諦めず
また、
自分の人生だけではなく
その次の世代へと
語り継ぎ、教え継ぐことを
大切にしているそうです。

迫害されてきた過去を忘れず
自分にとどまらず
次の世代の繁栄まで考える。

そうすると、
子どもへの教育とは
『我が子が将来どんな教育をしていくのか』
という視点で見えてきます。

挫折を知らず、失敗を知らずに
効率よくものごとを吸収していくと
その次の世代への教育は
失敗の経験がない人間が
教えることになります。

それでは人の気持ちはわかりません。

大人の失敗した話を伝え、
タルムードからの想定外な事象を伝え、
最悪な事象におちいったときに
またはおちいらないようにするために
何をしていくべきなのかを
幼いころから問い続ける。

ユダヤ人の一般家庭には
そうした問答が
日常的に行われているということです。

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🧩おわりに

今回は本書のうちの
30弱あるうちのエピソードのうちの
2つを紹介しました。

本書を読むと
さらにそれらに触れられます。

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (集英社ビジネス書)

ユダヤ教自体には
あまり興味がなくても

現代を生き抜いていく知恵
ビジネスのヒント
子育てに通じる教えが
たくさんありますので
手に取ってみてはいかがでしょうか。

いずれも
🔵常識を疑い、多面的にとらえること
🔵最後の最後まで諦めないこと
🔵リスクを取らなければ利はない
🔵人生で1番必要なものは英知

という話につながっていきます。

豊かに生き抜いていくための知恵を
多くの成功者を排出する
異国の先人の逸話から
受けとってみてください。

同エピソードは
日曜のstand.fmでも
取り上げています。

良ければ聞いてみてください。
https://stand.fm/embed/episodes/614fa351ecd7220006ad6d4d

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最後までお読みいただき
ありがとうございました!

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