今回は
キングオブ自己啓発本と言われている
「7つの習慣」から
エピソードをひとつ紹介します。
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🧩この記事の結論
🔵成果
🔵成果を生み出す資産生きていくなかで
様々な局面で成果を追い求めがちになるが
大切なことは、
この両方の視点をバランスよく持つことである。
”成果のみ”に目線を置くと
”成果を生み出そうとする資産”を
ないがしろにしてしまう。
”資産のみ”に目を向けてしまうと
”資産が生み出すものの価値”を
見誤ってしまうことに
つながってしまいます。
と、
結論はこうなのですが、
なんのこっちゃわからないので、
寓話『金の卵を産むガチョウ』の話を例に
読み解いていきましょう🍀✨

🧩『金の卵を産むガチョウ』の寓話
貧しい農夫がある日、
買っていたガチョウの巣の中に
輝く黄金の卵を見つけた。
最初は「誰かのいたずらに違いない」と思い、
捨てようとしたが、
思い直して市場にもっていくことにした。すると、
卵は本物の純金だった。
農夫はこの幸運が信じられなかったが
翌日も同じことが起こる。
農夫は来る日も来る日も目を覚ますと
ガチョウの巣に走っていき、黄金の卵を見つけた。
彼は大金持ちになった。しかし、
そのうちに欲が出てきた。
1日1個しか手に入らないのがじれったく
ガチョウを殺して腹の中にある卵を
一度に手に入れようとした。ところが、
腹をさいてみると、からっぽだった。
黄金の卵はひとつもなかった。
しかも黄金の卵を産むガチョウを殺してしまったのだから
もう2度と卵は手に入ることはなかった。
成果を追い求めるほとんどの人は
この「金の卵が1日ひとつとれる」という法則に
目を奪われて
『自分ならより多く産み出すことができるはず』と
自分を有能だと思い込んでしまう、と
著者は言っています。
ここで見落とされてしまっていることが
ひとつあります。

🌱大切な2つの視点
今回の寓話において
大切なことは
【金の卵は、毎日ひとつとれること】
ということに加えて、
【金の卵を産む
”ガチョウ”の世話を欠かしてはならない】
という視点です。
金の卵という”成果”にばかり
目がくらんでいると
ガチョウという大切な”資産”の存在が
ないがしろになってしまいます。
また、
資産であるガチョウの世話ばかりに
手をかけすぎていると、
金の卵という成果に
気づくことができなくなってしまいます。
大切なことは、
「成果と成果を生み出す資産の両方に
バランスよく視点を持つ」
ということだと
著者は説いています。

🧩教訓をいかすふたつの例
上記の寓話の教訓は
様々な場面に活用することができます。
🌱子育ての例
親や教師など大人は
あらゆる場面で、
子どもに成果(金の卵)を
求めがちになってしまいます。
「志望校に行けるように勉強しなさい」
「テストで100点とれたのね」
「部屋をきれいにしなさい」
「宿題やったの?」
これらの成果を追いかけることに夢中になっていると
金の卵を産む資産、
この場合でいうと「子ども」という存在自体が
ないがしろになっていきます。
成果は資産がないと
産み出すことができない。
先程の寓話で学んだはずなのに、
現実には成果を追って、
資産本体である子どもの状態を軽視する
私たちの存在がさっそくあらわれます。
一方で
資産であるガチョウにばかり
目がいってしまうとどうでしょうか。
子どものやりたいようにやらせているだけでは、
責任感、自制心、正しい選択をする判断力や
目標を達成するための自信が培われていきません。
資産と成果を丁寧にみるバランスが大切です。
🌱自分自身の例
”成果”と”成果を産む資産”を
子どもへの教育に置き換えましたが
私たち自身に置き換えるとどうでしょうか。
成果主義に走っていると、
残業時間の増加や
効率至上主義になり、
家族や友人恋人との時間や
睡眠時間や趣味に費やす時間を
すり減らしてしまうことにつながっていきます。
他者評価も厳しいものになり、
自分よりも高い地位にいるものをねたんだり
低い地位にいるものをさげすんだり
する感情が生まれてきてしまいます。
一方で、
成果には目をくれず、
自身のこと(資産)ばかりに
目を向けると、
自分が世界に対して
挑戦する価値に対して考える機会が
おざなりになってしまいます。
成果や結果と
成果を産む自分自身という資産に
バランス良く重心を置く必要があります。

🧩この記事の結論
🔵成果
🔵成果を生み出す資産生きていくなかで
様々な局面で成果を追い求めがちになるが
大切なことは、
この両方の視点をバランスよく持つことである。
成果のみに目線を置くと
成果を生み出そうとする資産を
ないがしろにしてしまう。
資産のみに目を向けてしまうと
資産が生み出すものの価値を
見誤ってしまうことに
つながってしまいます。
と、
冒頭の結論部分に帰ってくることができました。
今回の話は、
タイトルの「7つの習慣」に出てくる
一部のエピソードです。
「キングオブ自己啓発本」
「啓発本はこれ1冊あればいい」と
言われている本書。
また機会がありましたら、
魅力を紹介していきます。
漫画版や子ども向けの本も出ています✨
気になる方はチェックしてみてください。
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最後までお読みいただき
ありがとうございました🍀✨